ブドウ収穫の季節になった今、白であれ、赤であれチャコリーを作る際に使われるブドウについてお話ししたいと思います。

オンダラビ・スーリはバスク地方土着品種の白ブドウで、これから白チャコリーがつくられます。この品種は萌芽が遅く、その実は小さくコンパクトで琥珀色をしており、葉は大きめです。オンダラビ・スーリはたいてい垣根仕立てで栽培されます。白チャコリーを作るオンダラビ・スーリは10月の中旬に収穫されます。

それに対して、オンダラビ・ベルツアはバスク土着品種の黒ブドウで、萌芽は早く熟すのは遅い品種です。ブドウの房は小さく、実の形状は中くらいの球状で詰まっておらず、果実はあまり色がなく酸味が強い、色は青みがかかった黒色で皮が厚いのが特徴です。栽培方法は垣根仕立てと棚式で、熟すのは10月の中旬くらいになります。