今までの投稿でもお話ししてきたようにチャコリーという言葉の起源は中世に遡ります。でもどのようにこの地に到達したのでしょうか?バスク地方の南にはワイン造りに適した土地で、様々なブドウの品種があります。中世の時代においてカンタブリア海沿岸でもワイン造りが挑戦されました。しかし、その気候のせいもあり小粒で青く酸味のあるオンダラビ・スーリのみが定着することとなりました。

このブドウは年間を通じて少しでも多く日光が当たり、果実を土壌の湿気からはなすために高い棚式で栽培されます。こうすることによって求めているアルコール度数にちょうどよい糖度にブドウが熟すのです。

そして時はたち、醸造方法をはじめチャコリーに関わる様々な分野での研究のおかけで違った種類のチャコリー開発や三つの原産地呼称の設立にいたりました。今では地元の商店やレストランだけでなく、例えば、エネコ・アッチャのエネコ東京など世界中の美食に名高い星付きのレストランで楽しむことができます。