チャコリーの起源は500年前に遡ります。オンダラビ・スーリとオンダラビ・スーリ・セラティアのブドウ畑は約1400年代からあったということ。ただ、現在私たちが知るようにチャコリーと称されるようになるのは1600年をすぎてからになります。

チャコリーという名前はバスク語のETXERAKOとLAINという二つの言葉が合わさったものから生まれたとされ、”自家用に充分なもの”という意味になります。元々チャコリーは自家消費のみを想定して造られていたお酒でまさにそこからその名前がきているのです。その後生産することができる量が増えるにつれ、近場で販売できるようになり、地元では名が知られるようになったのです。

チャコリー用のブドウの特徴はそのブドウ畑が大西洋気候の影響を多いに受ける土地にあることでしょう。大部分の畑はカンタブリア沿岸にあり、原産地呼称ゲタリア、原産地呼称ビスカヤ、原産地呼称アラバとそのDO名が表すように内陸部にある畑も大西洋気候の特徴をもっています。

どこの原産地呼称のチャコリーであれ、若飲みとしてフレッシュなうちに飲むのがよいでしょう。その爽やかな味わいは、バスク・カンタブリア海のアンチョアバスク・カンタブリア海のビンナガマグロをベースにしたアペリティフにぴったりです。