ベルツォとは何か、そしてチャコリーとなんの関係があるのかと思われたでしょう。ベルツォというのは、いってみれば韻をふみ、計算された唄いながら行う演説です。テーマは最近の事象から、参加者たちからウイットに富んだものや皮肉がきいたものまであり、お互いにお題を出し合います。

ですので、チャコリーという三つの原産地呼称を有するカンタブリア海沿岸を代表するワインがその唄の中に登場することは珍しいことではないのです。

原産地呼称ゲタリアはこの土地や農業、美味しい食べ物や飲み物などの物産を世に広めることを目的とした新しい試みをはじめました。”南ヨーロッパにおける重要な文化表現”としてチャコリーとベルツォを組み合わせることにしました。

合計で7日間にわたり、ギプスコア県の市町村にてイベントがおこなわれます。各日、ワインの伝道師であるミケル・ガライサバル氏が二人のベルツォラーリ(唄い手)とともにチャコリーテイスティングをします。参加するDO内ワイナリーのチャコリー4銘柄について二人のベルツォラーリ(唄い手)が楽しくチャコリーの特徴を知ってもらえるよう唄いあいます。

ベルツォってきいたことありますか?チャコリーとはなんの関係があるのでしょうか?