今まで漁船に乗ってみようと思ったことはありますか?今日の投稿では常に伝統を重んじ、昔ながらの漁法で品質を守るバスク・カンタブリア海のビンナガマグロ漁についてお話します。

冬の間バスク・カンタブリア海のビンナガマグロ(学術名Thunnus Alalunga)は海の奥深くに生息しています。6月から10月にかけてカタクチイワシ(アンチョア)やイワシ、アジなどを追ってカンタブリア海にあがってきます。

ひとたびこの海域に入ると、漁師達は生き餌をつけた竿やトローリングなどの伝統的漁法で一匹いっぴきつり上げます。トローリングの場合はロッドをつけた竿で、小魚を模したルアーで動きを出し釣り上げていきます。

その反対に生き餌を使う漁法の場合はまず、バスク・カンタブリア海のビンナガマグロの本来自然界で食べているカタクチイワシ(アンチョア)やイワシをとることから始めます。

品質認証印を得るためには、例えば、材料になるビンナガマグロは先ほどおはなしした伝統的な漁法で、バスクの船団による沿岸漁業で捕獲されたものでなければなりません。

こんな風に特別な方法で漁獲され、ていねいに取り扱われることを知った上で味わうバスク・カンタブリア海のビンナガマグロは格別ですね。レシピをいくつか紹介させていただきます。