この言葉の意味と、どのように原産地呼称(D.O.)認定されるのかを知っていますか?

現在、保護原産地呼称(D.O.P.)認定された様々な製品を市場で見ることができます。製品の原材料及び、

製造や保存の過程における品質保証を消費者に示すマークです。

しかし、D.O.P.認定された製品と、そうでない製品の違いはどこにあるのでしょうか?それは、原材料の生産地の地理的条件、製品の加工場所、そして生産工程に関わる作り手で違いがあるのです。

したがって、一つの製品がD.O.P認定されるためには、特定の地理的条件を備えた国や県において、全ての生産工程が定められた同じ地域で行われていることが必要です。

しかし、この条件だけでD.O.P.が認定がされるわけではありません。それ以外にも、製品はいくつかの条件を満たさなければならないのです。

  • 物理的、化学的、微生物学的、感覚器官的条件を満たすこと。
  • 特定の地域のものであること。
  • 原産地で生産されたものだと証明する要素が備わっていること。
  • 地域における厳密で確立された製造方法が記述されていること。
  • 適確な製品管理がなされていることを保証するために、容器に生産地域情報が記載されていること。
  • 認定条件を満たしているかの確認を担当している公的機関もしくは組織の名前と住所が記載されていること。

製品がD.O.P. 認定されているメリットには、消費者にその製品の品質と固有の特徴を保証することなどが挙げられます。