ひとつの商材は、それが作られた背景、環境や特色を知ってもらうことで、他のものとは違った個性を印象付けることができます。したがって、実際に海外へ出向き、また海外からお客様を招待してプロモーション活動は、物産とその生産者について更に深く知ってもらうことで商業取引を活性化し、新たな国際関係への扉を開く、素晴らしい機会になります。このプロジェクトに参加している企業がやろうとしているのが、まさにこの方法です。

5月15日、16日の二日間、ヨーロッパの多岐にわたる物産のプロモーションとして、生産者たちが直接その魅力を発信する様々な活動が日本で行われました。

プロジェクトCaprice主催で行われたイベントは好評を博し、更に今回は、実際に生産されているバスク地方でのプロモーションイベントが7月15日~19日に開催される運びとなりました。

その目的は、生産地に来ていただくことによって、文化的な背景を肌で感じ、この地域の食の豊かさを参加者の皆様に体験していただくことです。

まず初めに、食科学・調理大学であるバスククリナリーセンターにて、食に関する展示をはじめ、試飲試食、調理実演などが催されます。展示では、物産の販売企業の代表者たちと参加者の皆様が直接話す機会を設け、取り扱い品やその特徴を紹介いたします。また、調理実演では、Capriceの商材を使用した多彩なアペリティフを作るところをお見せし、その後参加者の皆様に試食していただきます。

 7月16日~18日にかけては、参加者の皆様をバスクの沿岸部や内陸部にお連れし、本プロジェクトに参加している様々な企業を視察していただきます。まず、アンチョアの塩漬けや、バスクで水揚げされたカンタブリア海のビンナガマグロを加工している漁港を訪れます。次に、バスク全域に広がるチャコリの生産地域、三つのD.O.P(D.O.P.アラバコ・チャコリーナ、D.O.P.ビスカイコ・チャコリーナ、D.O.P.ゲタリアコ・チャコリーナ)のチャコリワイナリー見学をしていただきます。

そして最後に、EuskoLabelイバーラの青唐辛子を生産している地域を訪れる機会も設けております。

次章に、本プロジェクトに参加している企業の一覧を記載いたします。