青唐辛子がアメリカ原産だということを知っていましたか?

 

アメリカからヨーロッパに運ばれてきた当時の青唐辛子は、現在私たちが知っている青唐辛子とは異なるものでした。年月を経て、天候などその土地の自然条件に適応することで、独自の特徴を持つに至ったのです。

 

現在、青唐辛子の栽培は、標高の低い450m以下の、温暖で湿度が高く雨の多い場所で行われています。したがって、4月から5月が作付けに最適な季節です。青唐辛子はとても丈夫で強い植物なので、あまり手間がかかりません。

 

7月から10月の間に手摘みで収穫される青唐辛子は、薄い皮に包まれた柔らかい身を持つ細長い野菜です。植物は25〜30cmの高さがありますが、青唐辛子自体の長さは5〜12cm程です。最も良いとされるのは8cm以上のもので、日光に長くあたったことにより青唐辛子の本来の辛味が抜けているためです。

 

伝統的に豆料理にはいつも青唐辛子が添えられます。もちろん、有名なヒルダなど、ピンチョスにも使用されますが、また、サラダに入れたり、そのまま食べることもできます。このように青唐辛子は様々なお料理に合う万能な食材です。