あの美味しいバスク・カンタブリア海のアンチョアってどうやって作るんだろうと思ったことはありませんか?今日は海から原料を得て、アンチョアという保存食品になるまでの過程をMAISOR社のガイドツアーで説明します。

アンチョアは漁獲されると、港へ運ばれ選定そして計量されます。そして、飲食業者、加工業者や卸業者によって競りにかけられます。

加工業者は競り落としたあと、加工工場へ運びます。そして第一ステップとしてて通常あら塩をあしらいます。その後、アンチョアの頭部を除き、サイズ分けします。このサイズが最終的な値段設定に関わってきます。

そして、缶もしくはバケツ型容器に塩を交互にはさみつつ丁寧に重ね入れていきます。そして、重しをして、6~8か月熟成させます。熟成期間を終えると、塩抜きし、手作業でひとつずつ皮や骨を取り除きます。このとき昔ながらの方法では漁に使う網の一部を使います。

この作業がおわると、一つひとつ大きさや品質をたしかめながらきれいにしていき最後の仕上げとします。そして、缶もしくは瓶にいれ、オイル漬けされます。

さあ、最後の最後は?テイスティングです。カンタブリア海からの贈り物、手作業と伝統に培われたバスク・カンタブリア海のアンチョアの美味しさを存分に味わいましょう。