原産地呼称ゲタリア・ロゼチャコリーとシーフードビスク
作り方
野菜はそれぞれみじん切りにして混ぜずにおいておきます。
車海老をむいて、皮はとっておきます。身は串にさします。
鍋に50mlくらいのオリーブオイルをいれて、熱くなったところでとっておいた車海老の皮を投入し、かき混ぜつつ色づくまで加熱します。車海老の皮をとりだし、そこへにんにく、たまねぎ、人参をいれます。しっかりと炒めたところでドライトマトとポワローネギを加えます。
野菜が柔らかくなったら、白ワインをいれ火を強めてアルコールを飛ばします。次に水と米を加え、白コショウと塩をいれます。中火で10-12分加熱します。
これをハンドブレンダーでクリーム状になるまで攪拌します。そのあと、さらに固形物がのこらないよう甑でこして、クリーム状になったものだけを鍋にもどし、軽く沸騰させます。
そして、生クリームを加え、なめらかになるまでよく混ぜます。
サーブするときに熱々で出せるタイミングを見計らって、200度に熱したオーブンで少し塩コショウをした車海老の串刺しを5分ほど調理します。
出来上がりと盛り付け
スープ皿にビスクをいれ、車海老を飾ります。お好みでクルトンをいれてもいいでしょう。
ペアリング
まずは色合いのハーモニーでマリアージュしてみました。この薄いピンク色は黒ブドウであるオンダラビ・ベルツアから生み出されます。輝きのある透明感に、香りは外観通り赤いベリー系で、同じ色合いのビスクの旨味が最後の一滴まで寄り添います。 凝縮した海の味わいはブドウの爽やかさを求めます。一口飲むむたびに際立つ柑橘を思わせる酸味のロゼチャコリーは、9月の柔らかな夕焼けの色を彷彿させます。雨が降る肌寒い日にはこの海の幸のスープがぴったりでしょう。