2020年のビンテージはスペインで最も権威のあるペニンガイドで近年でも一番高評価をされる年のひとつとなりました。原産地呼称ビスカヤに属する15ワイナリーによる42種類のチャコリーが90~94点を獲得しています。このワインガイドの規定によるとこの点数は”エクセレントなワイン”を扱っているということであり、”輪郭の明瞭さにやや欠ける”いう点で最高スコアから外れてしまったということです。

この評価はこの原産地呼称に属するチャコリー自体にとって非常に難しく厳しかったコロナ禍の2020年以降における販売において大きな支えになっています。

ペニンガイドで高評価を受けたチャコリーの種類としては昔ながらの白を別とすると、全く異なったタイプのものがあります。例えば、赤ですとか、樽発酵、シュール・リー、マセラシオン・カルボニカ製法、レイトハーベストなどです。原産地呼称ビスカヤで造られるチャコリーがこのように幅広い種類において評価されるということは、近年におけるワイナリーの努力の賜物でしょう。