チャコリーはアペリティフとして食前に飲まれる高品質のワインです。

以前の記事にあるようにこのワインはオンダラビ・スーリとベルツァという土着品種のぶどうからつくられ、その歴史は中世に遡ります。

このワインはチャコリーという名で知られる前、王室古文書館の文書によるとビルバオという名でよばれ、モーゼルワインやシャンパンににたワインという記述があります。しかし、生産されるのはチャコリーの三つの原産地呼称地(ゲタリア、ビスカヤ、アラバ)で、まだ熟していないぶどうで作る酸味の強い若飲みのワインとして知られていました。その上、当時はぶどうが熟すまで待って製造する生産者も少なく、その結果砂糖を加える必要性があったようです。

昔は家庭で造られるどぶろくのようなものだったワインが時代とともに少しずつ改良され現在チャコリーと呼ばれるようなものになりました。

このワインは食事前に、CAPRICE食材を使った簡単なアペリティフとともに味わっていただきたいなと思っています。私たちのレシピから気に入ったものを見つけてみてくださいね。